ACM/ICPC アジア地区予選 2010 韓国(デジョン)大会 参加メモ

先週末、miracを含むチームd3sxpは、
ACM/ICPC Asia Regional Contest 2010 Korea(Daejeon) Site
に参加してきました。
韓国大会に関する情報はあまり多くないので、
将来参加される方のためにも、少し情報を残しておこうと思います。
ほぼ箇条書きなので面白くないかもしれませんが...
自分の感想などは別のポストで。



注意:
 当然のことですが、ここに書いてある情報が最新であるとは限りません。
 実際に大会に参加される場合には、各自よくご確認をお願いします。



全般:
 公式ページ: http://acm.kaist.ac.kr/phpBB3/ (ウィキ形式)
       大会の1-2週間前に、情報が一気に追加される。
       参加する場合には過去数年の情報を確認しておくと良い。
 参加チーム数: 80チーム (うち国外から4チーム?)


費用:
 総費用: 60,000円(一人当たり)
 (大雑把な内訳)
  航空券代: 35,000円
  ホテル代: 10,000円
  交通費:  5,000円
  飲食費:  5,000円
  その他:  5,000円


参加登録:
 国内予選に登録するのと同じようにコーチに登録してもらう。
 (cm.baylor.eduのページから、"Regional Finder"をクリックして進む)
 国外チームは1大学から1チームしか受け付けていないようなので注意。 


式典/コンテスト中:
 式典: 韓国の国内プログラミングコンテストを兼ねているらしく、
    開会式や閉会式は韓国語で行われる。
    最後の公式な順位発表は英語で行われた。
 プラクティス時: アナウンスは韓国語と英語で行われた。
 コンテスト中: 放送によるアナウンスは(おそらく)行われなかった。
 バルーン: 本番中は色と問題の対応関係が公開されない。
       (順位表もチーム名と正解問題数が書かれているのみで、
        どの問題が解かれているか分からないようになっている。)


コンピュータ環境:
 OS: Windows 7
 キーボード: 韓国用キーボード (ほとんど英字配列と同じ)
       持ち込みも可能 (問題が生じた場合には自己責任、とのこと)
 その他: 我がチームはコマンドプロンプト, g++, gvim で頑張りました。
     Visual Studio 等が使えるようです。詳しくは公式ページを。


問題:
 数値の下限・上限などの制約も、不足なく書かれている。
 過去問は公式ページにて参照可能。
 公式入出力・想定解法などは公開されず。
  (live archiveで2001年と2007年の問題のみジャッジ可能)


ライブラリ:
 片面30ページ(または両面15ページ)で、複数部持ち込み可
 前日のチーム登録時に預け、大会の開始直前に返却される。
 (前日のプラクティスの際に配られた資料に「ライブラリは片面25ページ」
  と書いてあって焦りましたが、どうやらミスプリントだった模様。)


その他:
 宿泊: ホテルの紹介はあるが、各自予約・支払いをする。
 交通費: おそらく補助なし
 エクスカーション: なし
 本番前日(1日目): 15:00ごろ集合して登録/プラクティス。18:00ごろ解散。
 本番当日(2日目): 9:00ごろ集合して本番。夕食に満足した人から帰宅。


おまけ:
 ・韓国への入国方法は、
   1. インチョン空港へ (ソウルまでバスで1時間ほど)
   2. ギンポ空港へ (ソウルまでバスで40分ほど?)
   3. プサン空港へ
   4. どこかの港へ
  の4通りぐらいだと思います。
 ・国内主要都市は大体、最高時速300kmの電車KTXで結ばれています。
 ・タクシーの運転手さんはほとんど英語が喋れないので、
   印刷した地図を(できれば韓国語表記のものを)持っていきましょう。


謝辞:
 初めて海外のアジア地区予選に参加するにあたり、
 @WtbHさん・@iwiwiさんには様々な情報を頂きました。
 また、現地では@xoancerさん・@neoevokeさんの協力をいただきました。
 チームメイトやコーチ、上記の方々をはじめ、
 助言や応援を下さった多くの方々に感謝したいと思います。